メキシコ初めての買い出し
12月9日
公園を出て歩いて行くと、目的の駅の近くにきましたが、スーパーマーケットらしきものはありませんでした。
なにやら人の出入りが多くて、入り口にガードマンが立っている所があったので気になって入って行くと、小さなお店がたくさん入っていました。
映画館もありました。
一番奥にフードコートがありました。
パン屋さんもあったので、明日の朝ごはんにとパンを1人に2つずつ選んで買いました。
旅に出てから砂糖の摂取が気になっているので、おやつのようなパンじゃないものを選ぶように言いましたが、見てしまったものを絶対にダメとは言えず、子ども達と相談して、一つはおやつパンで一つはシンプルなものにすることにしました。
レシートを見て、おやつパンが1つ10ペソ以上するのに、ロールと呼ばれるバゲットの小さいようなものが2ペソと安くて、びっくりしました。
1ペソが5.4円くらいなので、11円くらいです。
二階に上がって行く人がいたので、もしかしてこれは日本のイオンタウンの小さいようなものかもしれない、スーパーマーケットもあるのかもしれない、と期待しましたが、なんと全面映画館でした。
3階は駐車場でした。
この施設の全容が分かってしょんぼりしたところで、すっかり暗くなってしまったので帰ることにしました。
アパートメント近くの八百屋さんで、みかんとすもも、小さなバナナと洋ナシのようなものを買って、明日の朝ごはんの準備ができました。
メキシコでも公園で遊ぶ
12月9日
小さな食堂で腹ごしらえしてから、スーパーマーケットを求めて、また歩き出しました。
するとすぐに、歩いている道の横の奥の方に大きな公園がありました。
スーパーマーケットに行かないといけないから教えなかったらよかったのに、あんまりにもカラフルでたくさんの遊具があって、子ども達が喜びそうだったので、「見て!」と言ってしまいました。
子ども達は睡眠がぐちゃぐちゃで疲れていたのですが、遊具を遠目に見た瞬間に走り出しました。
旅に連れて来たのは私であって、子ども達は東京だろうがメキシコだろうが、きっとアフリカでも宇宙船の中でも、遊具さえあれば別に何処でも楽しいのだと思いました。
首都の大通りに囲まれた広い敷地の公園は、日本のとは様子が違いました。
ブランコが3基もあって、座る部分が大きくて高いものと、中くらいで高さも幼児が乗れるくらいのものです。そして更に、赤ちゃんでも乗せられるバケツ型のブランコがたくさん付いている大きな遊具がありました。
ブランコの順番待ちをしなくて良いですね。
そして、この大き目のブランコ、中学生か高校生くらいの人達が、すごく楽しそうに高く高くこいでいるのです。
他にも、大きな子どもや大人が一緒に遊べる遊具がいくつもあって、大人の健康器具がたくさんあるエリアもありました。
大きな子ども達が、心底本気で、キャーキャー声を上げて楽しそうに遊んでいる姿に、とても感動しました。
しかも、中学生くらいの4人くらいのグループが次々と来て遊ぶのです。
遊具があまりにもたくさんあるので、全部を制覇したい長女と次女の公園時間には終わりがありません。
とうとう暗くなってきました。
もっと遊びたがる2人に、今から買い出しに行ってもアパートメントに帰り着くのは暗くなってからになると話して公園を出ました。
メキシコシティにて初めての外食
12月9日
この日の予定は、休むことでした。
島を出てから飛行機を4回も乗り継いで3日間かけて辿り着いたこの日は3人とも疲れているはずだけど、私は色々やりたくなってしまう性格なので、敢えて身体を休ませる日を設定しました。
時差ぼけのために夜中の3時半に起きて遊んでいると、すごく暗くて寒くて、日が昇って明るくなるのがとても嬉しいものでした。
買い出しにだけは行こうと言っていたのですが、ちょうどそろそろ出かけようという10時ごろに長女が次女にいじわるをして、私が怒るという事件が起こりました。
怒ると疲れがすごく出て、私は寝てしまいました。
ハッと目を覚ましてみると、横で次女が、隣の部屋で長女も、寝ていました。
3時間くらい経っていました。
子ども達が起きるまでマッタリしていたら、2時ごろに2人同時に起きてきました。
長女はまだ次女に謝っていなかったみたいですが、みんなお腹が空いていて喧嘩どころではありません。
3人で初めて、明るいメキシコシティの町を歩きます。
スーパーマーケットがあるかもしれない最寄りの駅エリアに向かいました。
泊まっているアパートメントの隣には小さくて清潔な商店がありました。
角を曲がると、八百屋さんがありました。
看板が全てスペイン語なので、何のお店なのか分からないのがたくさんありました。
道の向こう側に、写真のついたメニューの旗のある、小さな食堂があっので、入りましたよ
カフェのように見えるのは、洋風だからですね。
スペイン語の本を持って来るのを忘れていて、iPhoneに入れているスペイン語のアプリはWi-Fiがあるところでしか辞書機能がなかったので、メニューの写真と、かろうじて覚えていた卵などの単語を見つけて、あとは当てずっぽうで日本語で注文しました。
英語で言ってみたのですが、役に立たないことが分かったからです。
長女が「日本語が通じたね!」と嬉しそうに言いました。
日本語が分かるわけではないと言うと、「じゃあ、どうしてわかったの?」と聞きます。
私は「人間同士やからね。」と答えました。
このお店の、若いお兄さんとおばさんが、とても親切でした。
高校生くらいの歳のお兄さんです。
初めに注文した時、私の日本語とジェスチャーを見て、おばさんとお兄さんがああだこうだと話してから、私に確認したりして、言葉が分からない人が来たことを面倒がる顔もせずに一所懸命に理解してくれました。
子ども達のためにそれぞれに一つずつサンドイッチを注文したのですが、少ししてからお皿を持って来て、このサイズだけど良いのかと聞きに来ました。それでいいと答えました。
しかし、もっと後に他のお客さん用に出来上がったものを持って来て、このサイズでいいのかともう一度聞きに来てくれました。
それが、さっきの皿いっぱいの大きさで、私が想像していた上品に乗っている感じとは違ったので、「え!」と、びっくりしました。
お兄さんは、手で真ん中を切るジェスチャーをしながらスペイン語で何か言いました。
私は、「シー」とうなずきました。
お兄さんが、飲み物は要るかと聞きに来ました。
隣の席のグラスを指して「アグア?」と。
後ろから、おばさんが冷蔵庫から出した缶の炭酸飲料を持って来て、これか?と聞きます。
隣の席のグラスに入っている「水」と言われた液体は、明らかにピンク色でした。
なんでピンクなのか聞く能力もないし、答えてもらっても理解できないので、その怪しい飲み物はパスして、「アグア ミネラール」と言ってみると、おばさんが「分かった!」という表情をして店を出て、待ってて!と隣に行き、帰って来た時には手にペットボトルを持っていました。
「ああ!それだ!」と受け取って、フタを開けると、勢いよく炭酸水が吹き出ました。
隣の席の人が、おばさんに何か言って、おばさんが紙ナプキンをテーブルに投げ込んでくれました。
ちょうど濡れたところが、前のお客さんがこぼした何か赤っぽいものがテーブルクラスに付いていた部分だったので、紙ナプキンでついでに拭けました。
そういえば、ドイツでもミネラルウォーターが炭酸かそうでないか、書いてある言葉が分からないばかりに、色々試したなぁと思い出しました。
アパートメントにかえってから「炭酸抜きの」の言い方を覚えました。
後で気付いたのですが、おばさんがミネラルウォーターを持って来たお隣は、食堂の倉庫とかではなくて小さな商店でした。
おばさん、買って来てくれたんですね。
私が注文したハンバーガーにはフライドポテトが付いていて、子ども達のサンドイッチにはついていなかったので、ポテトを子ども達に配って食べていたら、おばさんが子どもの皿を指差して何か言いました。
「ビエン?」とさっきも聞いていたので、同じようなことかなと思って「シー」と言うと、おばさんは「よし!」というような顔をしてキッチンへ。
しまった!と思ったのですが、やっぱり、ポテトを盛ったお皿を持って来てくれました。
子ども達が喜んでいたので、私の失敗もまあ、
ヨシです。
言葉の分からない世界は、それだけで不安がありますが、このお店のおばさんとお兄さんのおかげで、素敵体験になりました。
メキシコシティへ
12月8日
2時間のフライトでメキシコシティのベニートフアレス国際空港に着いたのは、現地時間19時半。
石垣島出発前にメキシコ料理店を経営する友人に教えてもらった通りに、まず見つけた両替所で持っているアメリカドルをメキシコペソに替えて、チケット制のタクシーの窓口で行き先を言ってチケットを買いました。
滞在先のairbnbの住所を見せると、チケットを買う時も、運転手とのやり取りもスムーズでした。
airbnbのオーナーさんには、飛行機の到着時刻と大体9時ごろにairbnbに着くはずだと伝えてあって、「タクシーに乗ったら向かっているということを連絡するように」と言われていたのですが、Wi-Fiがないと自分のiPhoneが使えないことを忘れていました。
この真っ暗な中、待ち合わせがうまくいかなかったら危険だなと思いながら、オーナーさんが家の前で待ってくれていることを祈りました。
すると、なんとぴったり9時に家の前に到着して、オーナーさんがタクシーに歩み寄ってきてくれました。
安心したこと!
オーナーさんは、とても感じの良い人で、Wi-Fiが入らなくて連絡できなかったことを謝ると、さらっとノープロブレムと言ってくれて、ニコニコ案内してくれました。
タクシーで寝てしまった2人を起こして、部屋について行くと、なんだか3人で使うのは申し訳ないような、広いアパートメントでした。
とにかく疲れた!寝るぞ!と思ったのは私だけで、子ども達が「お腹が空いた」と言い出しました。
確かに、長時間のフライトと乗り換えで、時差が15時間もあるので、知らない内に何食か抜けている気がします。
機内食で残して持ってきた小さなパンを食べても子ども達のお腹はもちろん満足できませんが、仕方ありません。
それで無理やり寝ることにしましたが、ほんの4時間ほどで全員起きてしまいました。
お腹が空いているけど、夜中の3時半に買い出しに行くこともできません。
飛行機でもらった甘いビスケットと、石垣島で買ってきた一袋のお菓子を3人で食べて、あったかい即席の梅醤番茶を飲みました。
子ども達は、暗い中でも、なかなか楽しそうに遊んでいました。
ダラスフォートワースで乗り換え
12月8日
アメリカン航空を2本乗り継ぎます。
11時間のフライトでダラスフォートワースに着いて、乗り換え時間は2時間です。
ダラスに着陸してから、2時間あれば、少し休憩できると思い込んでいましたが、これが大変でした。
まだ寝ている次女を起こして、飛行機を降りて、
眠い時の機嫌の悪さ世界一の彼女に理不尽に怒られながら2人をトイレに連れて行き、
この子鬼にひたすら文句を言われ続けながら2人の手を引いて空港内を歩いて歩いて、
アメリカへの入国の審査の列に並び、その列を作るためのテープを外してもエラそうにしている次女の代わりに謝り、
税関のカードの書き込みをしたのに、ESTAホルダーの入力マシンで同じ質問にまた3人分答えて、不用になったカードをカバンに突っ込み、
最終的な審査の列では、日本のように先に並んでいる人が先に審査官に挨拶できるわけではない事実を知って気合いを入れ、
ひたすら次女の八つ当たりのマトになりながら旅行者の間を歩いて歩いて、
なんだかメキシコシティ行きのフライト搭乗開始時間がもうすぐだと気付いて焦ってきたけど、手荷物検査のカウンターは長蛇の列で、
これまた先に並んでいる人が先に行けるわけではない場面に今度はかわい子ぶっているわけにいかないと、えいやっと図々しく先に進み、
そこで日本を出る時には許された幼児用の飲み物が引っかかるわ、検査のために脱いだ私の靴が片方ずつ違う所に出ていて取りに行こうとしたら係員に止められるわ…
ペットボトルを放棄して、2人の手を握りしめて、ダッシュ!
ドタバタと飛行機に乗り込んだ時には、ほとんどの乗客はすでに座っていましたが、なんとか間に合いました。
そんな状態だったので、乗り換え中の写真は一枚もありません。
ちびっ子連れの旅の大変なところは、大人ペースでことが進むことはないということですが、こんな危機迫った母の姿に、何かしら学ぶことがあるなら、家族として大成功だと思っています。
成田空港へ
12月8日
10時にチェックアウト。
うちに居る時と変わらず、出発時間を伝えていても、その時間に長女の準備ができていないことに私がプリプリするパターンでした。
ところで、airbnbを初めて使ったんですが、ここは管理人さんとはメッセージでやり取りするだけで、チェックインもチェックアウトも誰にも会わずに、マンションのポストを使って鍵を受け取ったり返したりするところでした。
不思議!
さて、出発。
70リットルのバックパックは、なかなか目立つみたいです。
東京の人は、あまり他人をジロジロとは見ないそうですが、視線をビシビシ感じました。
バックパック以外に、私がすっぴんだったこととか、髪の毛がボサボサだったこととか、色々あるのかもしれません。
大荷物を背負って東京を歩くのもしんどいので、そのまま成田空港に向かいました。
来た時と同じように、ライナーを使わずに特急に乗りました。
今度も、隣に座ったお姉さまに励ましてもらいました。
私達は成田空港第2ターミナルの駅で降りたのですが、彼女は終点の成田空港駅まで行ったのと、「アメリカン航空は第2ターミナルですよ」とさらっと教えてくれたので、きっと空港の職員の方ですね。
チェックインして、バックパックを預けて身軽になってから、遅めのお昼ごはんを食べました。
このごろ、子ども達のブームはうどんです。
ああ、しばらく食べられないね。
長女が食べたがったうどんが、天丼とのセットしかなかったので、私はその小さめな天丼を食べました。
そして、どうしても欲しかったネックピローを探し求めました。
しっかり高さがあって、フニャっと潰れない程よい硬さで、端っこ同士を繋いでキュッと締めてズレないようにできる、その上コンパクトに収納もできる、そういうのを。
なんと、ありました!
5千円弱しましたが…空港価格なのか、定価なのか、分からないですが、良いお値段ですね。半額くらいの使えない物を買うより、役に立つものを!と、気合いを入れて買いました。
あとは、少し残された時間で、数枚の年賀状を書いて、空港内のポストに投函しました。
ここ数年、小学生のような枚数しか書いていませんが、毎年続けて年賀状のやり取りをしている人だけ書きました。
国際線の出発北口の横という、絶妙な場所にポストがありました。
助かるサービスですね!
こういう日本人の気の利く感じを、本当に尊敬します。
それから、持ち金全てをアメリカドルに換えました。
メキシコに着いてから、このアメリカドルをメキシコペソに両替します。
国際線の出口近くにあった両替所の方が少しレートが良かったのですが、ちびっ子2人を引き連れて歩くのは面倒に感じて、出発口の近くの両替所を使いました。
私の持ち金自体が少なくて、レートにこだわるほどでもなかったのです。
18:55発のダラスフォートワース行きに乗ります。
日本の空港で飛行機に乗る時は、幼児用の飲み物は持ち込めるんですね。
7歳の長女の分は持ち込めないそうです。
小さい子どもでなかったら、手荷物検査の後に、買うことができます。
何回か写真を載せたのですが、子ども達もバックパックを背負って行きます。
長女の誕生日のキャンスに、1月に誕生日のある次女にも一緒にプレゼントしました。
遊び道具と身に付ける物、手ぬぐいと密封できるジップロックのタッパーと琺瑯のお椀などを、自分で持ち運びます。
2人のシュラフと次女の寝る時用紙おむつは私が運びます。(これが重い!)
このバックパック姿が可愛くて、1人でニヤけています。
さて、飛行機に乗ると各自のモニターがあって、子ども達は眠さも吹き飛んで、ディズニー映画を観はじめました。。
私も、アメリカの新しい映画を観ました。国際線に乗る時について来るラッキーは、日本でまだ公開されていない映画を観られることだと思います。
機内食が出るのが、予想よりかなり遅かったので、もしかして晩の機内食はないのかなと不安になりました。
大人の私は一食や二食を抜いてもたいしたことはないですが、ちびっ子達が空腹で機嫌が悪くなったり、よく寝れなかったりするのはとても困ります。
機内食らしきものをカートに載せたお姉さんを見た時には、とても安心しました。
搭乗直前に買った高級ネックピローは、本当にいい仕事をしました!
長時間のフライトで首が痛くならなかったのは、きっと初めてです。
やっぱり買っておいて良かったです。
ビル群の中で
12月7日
前日の移動で疲れたから、朝はゆっくり寝てから動こうと予定したのですが、子ども達は普通に早く起きてキッチンの床にぬりえやお絵描き帳や色鉛筆やお人形を広げて遊んでいました。
ゆっくり寝たいのは、私だけだったみたいです。
妊婦健診を終えた妹と、宿泊先の近所を歩いて、妹宅で遊び、公園で遊びました。
高層ビルに囲まれた公園で遊ぶ島の子ども達の姿が、なんだかシュール。
晩ごはんに寄ったお店で、次女は早々と寝てしまいました。
部屋におんぶして行った次女をシュラフにもぐらせて、妹と私はゆっくりおしゃべりしました。
妹と一緒にこんなにゆっくりおしゃべりできたのは、何年ぶりだったかなー。