Cacaxtlaカカストラのピラミッドへ
12月11日
Katsuさんが、誰かが訪ねて来ると必ず連れて行くという、ピラミッドに私達も連れて行ってもらいました。
おじいさんとおばあさんには、さようならをして、Katsuさん家族3人と私達3人で1時間くらいのドライブです。
Katsuさん家族は、仕事のためによく3人で遠出するそうです。
ホテルの予約はしないで出発して、その時に出会った宿に飛び込みで泊まったりしながら旅するそうで、そんな話の中に夫婦の仲良さが散りばめられていて、良い家族だなぁと感じました。
カカストラで車を降りて、ピラミッドまでの遊歩道を歩いている間、道にバッタがいっぱい倒れていました。そして、そのうちに子ども達3人が生きたバッタを捕まえ始めました。
まあ、子どもが居てバッタが居たら、そうなりますよね…。
親達は、ピラミッドを前にしながら登れずに、芝生に座って1時間ほど待つことになりました。
子ども達が大人の呼びかけにやっと応えてくれて、やる気満々で今度はピラミッドに登りました。
カカストラのピラミッドは、巨大です。
色鮮やかな壁画が風化しないようにと、これまた巨大な屋根が建設されてあって、なんだかシュールでした。
昔、何年か毎に増築されていったピラミッドだそうなんですが、その1番上に現代人が屋根を付けたというのが、なんというか、象徴的だなぁと思いました。
しかしながら、その屋根のおかげで、壁画がすごく美しく残っていました。
本当にすごく綺麗で、教科書やガイドブックでしか見たことがなかった歴史的な芸術を目の前で見ることができて、涙が出るほど感動しました。
帰りの遊歩道で、柳のようにしだれている木があちこちにあって、Katsuさんが、地元の人はこの枝でおはらいみたいなことをすると教えてくれました。
オリンピアと呼ばれる木です。
私が試しに枝を折ってみると、とても良い香りがしました。
自分の頭にパッパッとおはらい風にやっていると、Isoさんが「やってあげる。」と言ってくれて、Katsuさんが「できるの?!」とびっくりしていました。
Isoさんが、私の頭から顔、肩、背中とおはらいをしてくれて、とても清々しい気分になりました。
子ども達は、またバッタを捕まえていました。
地元の人のグループが、それぞれ手にペットボトルを持って、バッタをいっぱい捕まえて入れていました。
揚げて食べるそうです。